Amazonの存在を知って以来、ネットで買い物をする際にはAmazonばかりを利用してきました。
だってAmazonが便利すぎるもん。
ページは見やすいし、検索したら欲しいものがすぐに出てくるし、商品ページは最安値のものが自動的に選択されている。配達も注文時間によっては当日に届く。
しかし、今までが便利すぎたとはいえ「Amazon最高!」とは言えなくなっている気がする。これまでネット上で散々「Amazonの劣化」について語られてきたとは思うけど、近年は本当に悪化しているなと感じています。
それでも私はAmazonを使っているし、現役のプライム会員なんだけどね。
やっぱり検索画面や配送料などが統一されているAmazonの方が使いやすいから!楽天はUIがごちゃってて使いにくいし、Yahoo!ショッピングは悪くないけどあえて使うほどでもないと思う。
Amazonの良いところはもちろん多いけど、今回は絶賛劣化中だと思うことをまとめてみました。
- 楽天:ごちゃごちゃUI、説明の長すぎる商品ページなど、とにかく使いにくい。楽天ポイントの貯まり方はすごいらしい。
- Yahoo!ショッピング:出店数が少なめ。購入時のチェックを外し忘れるとメールマガジンがうざい。ソフトバンクユーザーに優しい。
目次
配送・配達条件の劣化
配送費無料の条件が厳しくなった
Amazonを利用していて、初めて残念に感じたのが配送費無料の条件変更でした。
当時は全品送料無料だったのに、2000円未満の商品を買うときには配送料が別途かかるように変更されたんですよね。
とはいえ、これについては仕方ないと思うし、あまり気にしていません。小さいものを個別で注文しまくれば倉庫業務も運送会社も手間がかかりすぎるし、梱包材料のゴミも半端ないだろうからね。
他のネットショップと比べても、2000円以上で送料無料は結構安めです。
- 楽天:ショップごとに異なる(3980円以上で2020年春までに無料予定)
- Yahoo!:ショップごとに異なる
- ZOZO:4999円以上
- モノタロウ:3500円以上
※2019年10月10日時点
ちなみにプライム会員なら配送費無料の購入金額制限がない。
さらに高速で届く「お急ぎ便」が無料で使えるというのもあって会員になった記憶があるので、自分もAmazonの戦略に上手いこと乗せられているなぁと思う。
配送(運送会社)の劣化
配達員の仕事量が多すぎるとか、配送費が運送会社と折り合わないとかは有名な話ですよね。
配送の仕事が増えすぎたのが原因かはわからないけど、佐川やヤマトのような大手の宅配業者ではなく「デリバリープロバイダ」と呼ばれる業者が配達することも増えているらしい。
これがもう評判がめちゃくちゃ悪いみたい。
一時期Twitterで注目を浴びていたのはこんなツイート↓でした(現在は削除済)
あんまりこんなこと呟きたくないけどAmazonから配達業者TMGってところ、呼び鈴なってドア明けに行く途中で玄関のドア蹴るし殴るスゴイ音がして怖くて出れなかったら不在票血だらけなんだけど…
ドアを血が出るまで殴るとかもう完全にヤバい人だよね。
まぁ、どこの会社にもヤバい人が発生することはあるけれども、デリバリープロバイダには大手の配送業者のような動きは全く期待できないようです。
- 時間指定を守らない
- 勝手にサインして配達物を置いていく
- インターホンを鳴らさずに不在票を入れていく
- 無言・無表情でサインを要求(日本語が話せない可能性?)
などなど、こういうことがよくあるらしい。田舎住みだからかあまり経験したことはないけど、ほんと怖い人は家に来てほしくないですよね。
情弱に厳しいマーケットプレイス

Amazonの商品購入ページはとても見やすいけど、あまりネットに触れない人からすれば逆に分かりづらいのかもしれない。
Amazonには3種類の販売パターンがあるんですよ。
- Amazonが販売し、Amazonが発送する商品
- 業者が販売し、Amazon配送センターから発送される商品
- 業者が販売し、業者が発送する商品
新作の商品予約とかメジャーなゲームソフトなどであれば、だいたい1の商品になるので問題はないけど、Amazonが販売してない商品の場合はマーケットプレイスの出品者から買うことになる。
そしてマケプレは厳しい審査を抜けた販売店というわけではなく、出品しようと思えば個人で誰でも出品できるものです。そのため、購入する際は商品のコンディションや業者の評価を確認しておかないと、ひどい目に合う可能性もゼロではないんですよ。
例えば、商品は1000円だけど配送料が1万円のようなケースはありがち。ヤフオクでたまにある商品本体と見せかけて商品の箱だけ送るパターンだってあるかもしれません。
サクラによるやらせレビュー
また、日本人はレビューがないと全然買わないという話がありました。
たしかに日本人って行列に並ぶの大好きだし、海外で人気と聞いたらすぐに褒めるところがあるから正しいのかも。本当は使いにくいのに「でも人気だし!」って。
つまり、Amazonでレビューがたくさんついているからといって、人気で使える商品とは限らないってことです。信用できるレビューかどうかを自分で判断しないといけないので少々めんどくさい。
#やらせレビュー はこうして作られる! 取材班は中国にある「やらせレビュー工場」の映像を入手。ひとりでに動くスマホが大量に商品を注文し、やらせレビューを量産するカラクリが明らかになった。 https://t.co/6RixOddSem pic.twitter.com/24ZPWVh1Lg
— NHKニュース (@nhk_news) October 2, 2019
ネット上での自作自演の高評価は別に珍しくない気はするけど、業者が大量のやらせレビューを書き始めるとなると最悪ですよね。これからは本物と偽物を見分ける力が必要です。
怪しいQRコード(詐欺?)
マーケットプレイスの中には怪しい出品者もいることが分かったかと思いますが、最近ではアナログ(?)な詐欺案件にも発展してきているようです。
商品を購入すると、中から「おめでとうございます。受賞に当たりました」という迷惑メールさながらの文面と一緒に怪しいQRコードが・・・。
Amazonで買い物したらダンボールにこれ入ってたけど調べたらやっぱり詐欺だったわ。怖すぎ pic.twitter.com/eLDTBNwYSH
— リプ欄も見てください そぼろめし (@soboro_rice93) October 4, 2019
これAmazon側としても、商品に封入されるものに関しては絶対に対策できないだろうし、購入者が注意しなければいけないんですよね。
ちなみにニュースサイトによると中国の業者とのこと。日本語が怪しいからまだ分かりやすいことが多いけれども・・・Amazonが少しずつ使いにくくなっていく。
Amazonで起きた事件
日本の税金不払い
これは有名な話ですが、Amazonは日本でもトップクラスの超巨大企業なのに法人税を払っていません。
一応理由としては、日本のAmazonで得た利益はアメリカ本社の収益となるため、日本では利益が発生していない状態であり、日本で課税すると二重課税になるというわけです。
租税条約とか法律とか詳しくないのでわからないけど、その国の人からすれば嬉しくはないよね・・・。調べてみると日本だけでなく、他の国でもAmazonは税金から逃れているようです。
購入履歴の流出、物流センターの事故
近い事件としては、
- 救急車を呼ぶために上司の承諾が必要
- 購入履歴、住所氏名等のデータ流出
というのがありました。救急車の件はAmazonガーというより日本人の悪いとこ出たねって感じ。「作業が止まるから」「評判が落ちるから」といった理由で呼びたくないんでしょう。
情報流出に関してはヤフーの得意技というイメージを持っていたけど、ついにAmazonでも起きたかぁって感じですね。
第三者に顧客情報流出といっても結局どこに流れたのか不明なことが多いけど、Amazonのお漏らしは「注文履歴を見たら知らない人の個人情報が書かれている状態」だったからヤバさを身近に感じる。実際はどっちがヤバいのかわかりませんが。
もちろん履歴の流出について、Amazonからの告知はなし。謝罪の文面もありません。
これにはユーザー軽視だー殿様商売だーと言われても仕方ないかも。まぁ、結局のところどれだけ言われてもAmazonからすればノーダメなんだと思います。
Amazonには良いところがたくさんあるだけに、どんどんサービスの質が劣化していくのは非常に残念。特に配送の件は改善を期待したいけど難しいのだろうか・・・。